そんなお悩みはありませんか?
子育てって、本当にわからないことがありすぎて、「いったいどうしたらいいのだろう?」と頭を抱えてしまうこともありますよね。
今、子育てのさまざまな悩みについて、具体的な解決方法を紹介している本がいくつも出ています。
自分だけではわからなかったことも、本を読むことで知識が得られて視野が広がります。
そして、本を読んで 自分ができそうなことから試してみることで、
・本に書いてあった方法を試してみたら、子どもがすんなり話を聞いてくれて嬉しい♪
・子育てにかかるお金の貯め時がわかり、先が見えてスッキリした!
・「悩んでいるのは自分一人じゃない」ということがわかって嬉しい♪
・自分が笑顔でいられるように、ひとり時間を持てるよう工夫してみようかな!
というように、目の前にある悩みに対して前向きな気持ちになるきっかけになりますよ。
それでは以下、おすすめの本をお悩み別に 5冊 ご紹介します。
目次
「ほめ方や叱り方がわからない」子育てイライラ解決法がわかる本
カリスマ保育士てぃ先生の「子育てで困ったら、これやってみ!」
とにかく、具体的で簡単にできるのに、効果が抜群!です。
たとえば、
など、こういう悩みって、よくありますよね。
そんな「子育てあるある」お悩みについて、てぃ先生が1つひとつ具体的に
「こうしたら子どもが楽しく行動してくれますよ」と教えてくれます。
この本に書かれていることで、私がとくに納得したのは、
・幼い子どもの器用さは、大人がゴム手袋を2枚はめたくらいの感覚
・子どもに話すときは、言葉を短く区切って言う
の2点。
そうなんです。
ついつい大人は「自分と同じような感覚で子どももできるはず」と思って、あれこれ子どもに要求してしまいがち。
けれど、ボタン1つはめることや、靴をはくこと、スプーンや箸で食べることなどは、子どもにとってまだ慣れない動作なので 難しいのです。
そこをまず理解しておくと、たとえば、なかなか靴がはけない子どもに対して「まだ靴はけないの?」ではなく、「ここを持ってはいたら、はきやすいよ」と関わり方が変わります。
「子どもは大人と違って、手先を使うのがまだ難しいんだな」と思うと ママもイライラせずにすむし、お子さんも、 「こうしたらいいよ」とはき方のコツを教えてもらうことで、靴のはき方のコツを早くつかめるでしょう。
また、「子どもに話すときは、言葉を短く区切って言う」についても、「確かにその通りだな」と20年の保育士経験からそう思います。
大人でも一度にたくさん話されると、「ちょっと待って!」と戸惑うことがありませんか?
子どもには、「一つのことを話したら反応を見て、その反応に合わせて次のことを話す」というように、ゆっくりと会話のキャッチボールをしてあげたいですね。
マンガで描かれている部分が多いので、子育ての合間に読みやすいのも嬉しいです。
本の最後に書かれている、
「愛情不足の親なんかいない!」
「みんな一生懸命やってる」
という、てぃ先生のあたたかいメッセージにも、じーんと感動します。
具体的な「ほめ方叱り方」のポイントがわかる本
自分でできる子に育つほめ方叱り方
そんな風に悩んでいる方は、ぜひ手に取ってみてください。
「ほめるときのポイント」「叱るときのポイント」について、それぞれ以下の内容を 事例とともに具体的に紹介されているので、とてもわかりやすいです。
ほめるときの3つのポイント
1.成果よりもプロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる
2.もっと具体的にほめる
3.もっと質問する
叱るときの4つのポイント
1.「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない
2.結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
3.好ましくない行動の理由を説明する
4.親の気持ちを正直に伝える
そして本書で一番心に響いたのは、「無条件の接し方」と「条件付きの接し方」について書かれているところです。
罰と褒美を使って子どもをコントロールしようとすることは、「〇〇をしないとあなたを愛さない」と無意識のメッセージを子どもに伝えてしまいます。
お恥ずかしながら、私は次男の子育てのときにそれをしていました。
次男が中学生のとき、「それ(条件付きの接し方)イヤなんだけど」と、私に言ってきた言葉と表情が今でも忘れられません。
ついついやってしまいがちな「〇〇したら△△」ではなく、何か問題があれば子どもの気持ちに寄り添い、一緒に解決しようとする「無条件の接し方」が大切なのですね。
もっと早く知っていたかったな、と思います。
「一人でなにもかも大変!」ワンオペ育児の参考になる本
ほしいのは「つかれない家族」
この本を読んだとき、「初めてママになる人に、この本をパパママ学級で渡せたらいいのにな」と思ってしまいました。
というのは、夫婦二人の生活と子どもが生まれてからの生活は、まるで別物のように変わるからです。
子どもが生まれたら起こりうること、そしてその対処法を知っておくことで、夫婦の関係を疲れないものに変えることができるでしょう。
ワンオペ家事と育児の絶望から、夫を巻き込んでつかれない家族づくりをめざした著者のハラユキさん。
家庭内の育児分担や、ストレスのたまらないコミュニケーションについて、ハラユキさんがマンガに書いておられることは、どれも「そうそう!」「わかる!」と思うことばかり。
第1章「つかれない家族」を得ていくまでの体験談
第2章「つかれない家族」に共通している6つのポイントの解説
第3章 フランス・イギリス・スウェーデン・富山・京都に住んでいる5つの家族へのインタビュー
という内容が、具体的にわかりやすく描かれています。
日本の家族や他の国の家族それぞれに、さまざまな家族の形や工夫があることがわかるのも興味深いです。
「いったいどれくらいかかるの?」子育てでかかるお金がわかる本
マンガで読む「子育てのお金まるっとBOOK」
子育てにかかるお金って、「いつ」「どんなことに」「どれくらいかかる」のか、あなたは知っていますか?
「教育費は子ども一人1,000万円」「まずは500万円貯めましょう」など、いろいろな情報があふれていて、いったいどれが自分に当てはまるのかわかりにくいですよね。
この本は、子育て家庭が知っておくべき お金について、以下の7項目を、一つひとつマンガで詳しく説明してあります。
1.教育費
2.家計管理
3.お金を増やす(投資)
4.公的な保険
5.私的な保険
6.ひとり親のお金
7.老後のお金
「今はちょっと必要ないかな」と思う部分はさらっと読み、必要なとき・知りたいときにしっかりと読み返すと、とても参考になりますよ。
例えば、「教育費」といっても、0歳の保育園から大学までずっと公立に通う場合と、3歳の幼稚園から大学までずっと私立に通う場合では、かかってくる費用が全く違います。
それぞれにかかる平均的なデータが載っており、中学受験や大学受験などについても本当に詳しく書いてあるので、まだ子どもが小さい方でも、教育費がどれくらいかかるのかを想像することができるでしょう。
嬉しいのは、教育費の貯め方として、お金の貯め時はいつか、どのように貯めていけばよいのか、詳しく紹介してあること。
「こんなふうに貯めていけばいいのか」というこれからの道筋が見えることで、「なんとなく常に感じているお金の不安」を手放すことができます。
手元に置いておくと、心強い1冊です。
「こんなママでいいの?」ママの自己肯定感を高める本
「お母さんの自己肯定感を高める本」
「自己肯定感」とは、「なにかができるからいい」などの成果や評価は関係なく、短所も含めて自分自身をありのまま受け入れて、「かけがえのない存在」と受け止めることができる感覚のこと。
平成26年に内閣府が実施した「子ども・若者白書」によると、残念ながら日本の子どもたちは諸外国と比べて「自己肯定感」が低い、という結果が出ています。
自己肯定感が高い若者は、将来への希望を持ち、さまざまなことに取り組むことで自信に変えていくとのこと。
この本には、ママの自己肯定感を高めるための以下のワークが載っています。
・12項目のバランスチェックシート
・幸せになるための具体的な14のワーク
・体が整うワーク・心が整うワーク
・やりがいと収入をもたらすワーク
ワークはどれもすぐに実践しやすいものばかり。
そして毎日、育児や家事・仕事と、がんばっているママたちに、
・「あなたは、幸せになっていい」
(※しかも、最優先で幸せになっていい)
・「頑張らないで子育てしよう」
という作者の愛情もこめられています。
ママ自身が、「私はよくやっている」「こんなところもあるけれど、そんな私も私なんだな」と思えるようになると、子どもに対しても「どんなあなたでもそのまま受けいれる」という姿勢で接していけるようになり、子どもの自己肯定感を高める関わりができるようになります。
ママが笑って過ごしていると、子どもも嬉しい。
まずは、自分自身の自己肯定感を高めていきませんか。
まとめ
子育てをしていると本当に忙しいし、困ってイライラすることもたくさんありますよね。
もしも今回ご紹介した本のなかで気になるものがあったなら、本屋さんや図書館で、ちょっと手に取ってみませんか?
もしかしたら、あなたのお悩みを解決してくれる答えのヒントが、そこにあるかもしれませんよ。
私自身、子育て中にさまざまな本に助けてもらいました。
子育ては本来、親子にとって楽しくて豊かな時間です。
ご紹介した 5冊の本が、あなたの悩みや困りごとを少しでもラクにするきっかけになると嬉しいです。
あなたの笑顔が増え、お子さんやご家族の笑顔が増えますように。