「私が本好きになったのは、おじいちゃんのおかげだなぁ」と、時々、亡くなって20年以上経つおじいちゃんのことを思い出します。
私が物心ついたころから、よく本を買ってきてくれました。
保育園に通うころは絵本。
小学校に通う頃は少女文学全集と、「小学〇年生」という月刊誌。
中学校からは日本の文学全集。
それを月に一度、仕事帰りに本屋で買って、夕食時に渡してくれるのです。
おじいちゃんが本を買ってきてくれた日は嬉しくて、晩御飯もそこそこに部屋へ戻り、本の最後まで一気に読んでいました。
私は本を読み始めると夢中になり、まわりの音が全然聞こえなくなります。
それは大人になった今でも同じで、漫画でも本でもそうなります。
しかもそのときは、かなり険しい顔をしているらしいです(夫談)
あるとき、私が少年ジャンプを読んでいたときですら(!)眉間にしわが寄っていたらしく、「すっごい顔してるよ」と夫が教えてくれました。
私は「まさか漫画を読んでいて険しい顔なんて」と信じていなかったのですが、夫がこっそり撮った写真を見ると、そこには確かに、おそろしく険しい顔でジャンプを見ている私が写っていました…。
おかしい。
そのときは、確か笑える漫画を読んでいたはずなのになぁ。
…話が脱線しました。
そう、本を読み始めると、まわりの音が聞こえなくなって、その本の世界に入り込みます。
それは、すごく楽しい体験です♪
テレビや映画では味わえない世界。
そして本は、私の知らないことをたくさん教えてくれ、世界をぐーんと広げてくれます。
本を好きになって良かった。
本の世界の楽しさを知るきっかけをくれたおじいちゃんに、とても感謝をしています。
今度は私が、少しでも絵本の楽しさを伝えられる側になれたらいいな。
一緒に本の世界を味わえる人が増えたらいいな。
そう思いながら、読み聞かせをしています^^
あ、読み聞かせのときは、にこにこしながらしているのでご心配なく♪