「この絵本の発行はいつだっけ?」と、絵本の後ろを確認してびっくり!
「1977年発行 2004年第103刷発行」となっていました。
そんなに前からある絵本だったなんて驚きです。
本当によい、子どもに人気の絵本って、全然古さを感じさせないのですよね。
この絵本も、何回読み聞かせをしたか忘れるほど、毎年読んできました。
今回はこの「たべたのだあれ」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 1分 40秒
対象年齢:1歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
見開き左のページには、おいしそうなさくらんぼの絵が。
「さくらんぼ たべたの だあれ?」
見開き右のページを見ると、象が2頭います。
よーく見てみると、あれあれ、1頭の象のしっぽがさくらんぼになってる!
さくらんぼ食べたのは、こっちの象だ!
次はライオン、牛、魚、猫…と、いろいろな動物たちが登場します。
きみは、どっちが食べたのか、わかるかな?
魅力1.色がはっきり・繰り返しの言葉で赤ちゃんにもぴったり
五味太郎さんのイラストは、シンプルで色もはっきりしているので、赤ちゃんや1歳くらいの子どもにぴったりです。
(先日6歳の娘も久しぶりに見て、「面白い~」と言っていました)
繰り返しの言葉で字も少なく、ゆっくりと読んであげるのにもいい絵本です。
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魅力2.こんなところにアレが!?ユーモアあふれるイラスト
「いちごを食べたのはどのライオン?」と探してみると…あれれ、1頭のライオンの鼻がイチゴに!
動物が食べた食べ物が、あるときはしっぽ、またあるときは目玉、そしてまたあるときはおなか、など、子どもが探してみつけるのにちょうどよいレベルで絶妙に隠されています。
また最初の見返しにいる動物が、後ろの見返しになると体の一部が食べ物に変わっているのも、絵本をよくよく見た人だけがわかる仕掛けとなっていて楽しいです^^
魅力3.「どこかな~?」子どもと一緒に探せる参加型絵本
「さくらんぼはどこかな?」「……ぞうさんのしっぽ!」
食べ物を食べた動物がどれか、親子で楽しく一緒に探して、「あった!」と子どもが見つけたときの嬉しそうな顔♪
じっくりお話の世界を楽しむ絵本もいいけれど、こんな風に子どもと一緒に楽しむ参加型の絵本もいいものです^^
実は、中表紙の一羽のカラスに始まり、絵本をめくるたびに動物達の数が少しずつ増えているんですよ♪
動物の数を子どもと一緒に数えて、数に親しむこともできますね。
やはりお膝に抱っこや、肩がくっつくくらいの距離で読むのに向いている絵本です
まとめ
「きんぎょがにげた」でも人気の五味太郎さんの「たべたのだあれ」
「よくこういう発想が浮かぶなぁ」と、毎回感心しながら読んでいます。
一番最後の「アイスクリームをたべたのだあれ」では、子どもたちが絶対「う〇〇だー!」と反応するんですよ(笑)
それも五味太郎さんの狙いどおりなのかな^^
「たべたのだあれ」、おすすめです。