なぜだか保育園や幼稚園、小学校低学年の子どもたちは、「うんち」や「おしっこ」の話が大好きです。
(特に男子)
おしりなんか出ていようものなら、大笑い。
もちろん五味太郎さん作のこの絵本も、もれなく大人気なんですよ。
今回はこの「 みんなうんち 」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 1 分 40 秒
対象年齢: 3・4歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
おおきいぞうは おおきいうんち。
ちいさいねずみは ちいさいうんち。
いろんなどうぶつ いろんなうんち。
あちらこちらでうんち。
きめたところでうんち。
いきものは たべるから
みんな うんちをするんだね
魅力1.いろいろな色や形のうんちがおもしろい
私自身この絵本を読むまでは、動物園に行ったときにも、そんなにうんちの形を気にしたことがありませんでした。
でも、いろいろな動物のいろいろな色や形のうんちを見て、当たり前だけど「みんな違うんだなぁ」と感心。
そういえば、虫やワニもうんちをするんですよね。
魅力2. いろいろなうんちの仕方がおもしろい
うんちの色や形が違うのと同じように、うんちの仕方も動物によって違います。
止まってしたり、歩きながらしたり、あちらこちらでしたり、決めたところでしたり。
そっか、こんなうんちの仕方もあるんだな、と見ていておもしろいです。
人間も、うんちの仕方が変わりますよね。
赤ちゃんの頃はおむつで。
少し大きくなるとオマルでするようになって、子どもや大人はトイレでするようになります。
オムツでおしりを出してうんちをしている赤ちゃんを見て、子どもたちは「おしりー」とか言って笑うのですが、みんなそうだったんですよね^^
子どもたちもそれぞれに、この絵本を見ながら自分の成長を改めて感じているようです。
魅力3. 五味太郎さんの視点がおもしろい
この絵本、五味太郎さんの視点に感動します。
「へびのおしりはどこ?」
「くじらのうんちは どんなの?」
など、普段考えたこともありませんでした。
そして、絵本の終わりの見開きも秀逸です。
「いきものは たべるから」
という見開きページでキリンやライオン、ペリカン、人間のこどもが食事をしている姿を描き、
「みんな うんちをするんだね」
という最後の見開きページで、食べていた動物たちが後ろを向いてうんちをしています。
ここでもそれぞれのうんちの形が違うことが一目でわかります。
生きていくうえでとても大切なことなんだよ、と言葉ではなく感じさせてくれる絵本です。
まとめ
「みんなうんち」のご紹介をしました。
いろいろな動物のいろいろなうんちを見ることで、「食べたら出る」ということが、楽しく自然に理解できる絵本です。
この絵本を読むときは、子どもがじっくりと絵を見たくなると思うので、読み終わってもすぐにページをめくらずに、ゆっくり間を取るとよいですよ。
「みんなうんち」おすすめです。
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