「読み聞かせがいい」と聞いたことがあるけれど、0歳の赤ちゃんにはいったいどんな絵本を読めばいいのかわからない人が多いのではないでしょうか。
0歳向け絵本の選び方のポイントは以下の3つです。
ポイント
- 絵がはっきりと大きく描かれた、シンプルで短い絵本
- 赤や黄色など、原色でくっきりとした絵の絵本
- 言葉のリズムがよく、繰り返しのある絵本
今回は、これらのポイントを押さえている絵本を12冊ご紹介しますね。
お話会で読んできたりした絵本ですよ。
目次
おすすめ絵本その1.「おはようミッフィー」
この絵本は、私の子ども4人とも、生まれて初めて読み聞かせた絵本です。
ミッフィーちゃんが朝起きるところから夜寝るまでの一日が描かれています。
ミッフィーちゃん型にシェイプされた絵本もかわいいし、もちろんイラストもかわいい♪
しっかりとした厚紙で作られているので、子どもが1歳になって自分でめくるようになっても破れにくいですよ。
自分の気持ちもおだやかになります。
おすすめ絵本その2.「もこもこもこ」
この絵本、有名なのでご存じの方も多いと思います。
印象的なイラストに合わせて、「もこもこ」「にょき」「ふんわふんわ」など、おもしろい言葉が続きます。
大人が見たらちょっと不思議な絵本なのですが、なぜか子どもがとっても集中して見るんですよね。
0歳の赤ちゃんは、この絵本を見てどんな風に感じているのかなぁ、と、いつも思いながら読んでいます。
おすすめ絵本その3.「くっついた」
この絵本は親子でスキンシップも楽しめる絵本です。
絵本を開くと、見開きの両端にいろいろな動物がいます。
たとえば左端に金魚、右端に金魚、というようにお互い向かい合っていて、次のページをめくると…「くっついた」!
真ん中でぴとっとくっついているのです。
そして最後は、ママとわたし、おとうさんも一緒に…♪
ほんわかとかわいらしいイラストで、読みながらとっても幸せな気持ちになる絵本です。
ぎゅーっとハグしていました^^
おすすめ絵本その4.「くだもの」
まずこの絵本のイラストに惹きこまれます。
一見、写真にも見えるほど繊細に描きこまれている表紙のさくらんぼは、つやつやしていて本当においしそう♪
そのあと出てくる果物も、どれも感動するほど本当に美しいです。
この絵本をひらくと、左のページにまるごとの果物の絵、右のページに食べやすくカットされた果物の絵が描かれています。
「りんご」「どうぞ」、「すいか」「どうぞ」と、言葉はとてもシンプル。
「どうぞ」のあとで「むしゃむしゃ~」と親が食べるマネをしたり、子どもに食べさせるようにしたりすると、0歳でもじーっと見ています。
おすすめ絵本その5.「おててがでたよ」
赤ちゃんが自分で着替える様子がかわいらしい絵本です。
なかなか手が出なかったり、頭が出てこなかったりする赤ちゃんのしぐさや、小さくてプニプニした感じの手や足の感じがとてもよく表現されている絵本です。
おてて、あたま、おかお、おめめ…など、読みながら子どもの体をなでてあげると、1つひとつの名前を知ることにもつながりそうですね。
おすすめ絵本その6.「めくってばあ!」
私が三男を出産したとき、友人がプレゼントしてくれた絵本です。
ヒヨコのぴよちゃんが、いろいろな物の後ろにいるお友だちをみつけていくしかけ絵本。
布でできたチューリップをめくると、アリさんが「ばあ!」、植木鉢の下を見ると、ダンゴムシさんが「ばあ」というように、めくって楽しめます。
小さめサイズで厚紙の丈夫な絵本なので、ママやパパのかばんに入れてお出かけに持っていきやすいです。
こういう絵本があると、病院の待ち時間や移動時などにも赤ちゃんが遊べて便利ですよね。
フェルトも破れにくいものなので、赤ちゃんがひっぱっても大丈夫なところも嬉しいです。
おすすめ絵本その7.「こんにちは」
くまくんが出会ったみんなに「こんにちは」とていねいに挨拶していく絵本です。
絵本を読みながら「こんにちは」と子どもにお辞儀をしていると、子どもが大きくなってこの絵本を読んだとき一緒にお辞儀をするようになりました。
くまくんがママに「かわいい」とぎゅっとされるところや、パパに抱っこしてもらうところなど、読んでいて心がほんわかと温かくなる絵本です。
おすすめ絵本その8.「しろくまちゃんのほっとけーき」
この絵本は、もうみなさんご存じではないでしょうか。
1972年に発行され、多くの子どもに愛されてきたロングセラーです。
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを焼いて、友達のこぐまちゃんと食べる絵本です。
「ぽたあん」「どろどろどろ」「ぴちぴち」など、オノマトペ(さまざまな状態や動きなどを音で表現した言葉)のリズムが楽しく、焼けていくホットケーキも本当においしそう♪
この絵本を見て、ホットケーキが好きになった人も多いかもしれませんね。
おすすめ絵本その9.「がたんごとん がたんごとん 」
「がたんごとん」と汽車がやってきました。
そこへ「のせてくださーい」と哺乳瓶やコップ、りんごなどが乗ってきます。
シンプルな絵と繰り返し、そして「がたんごとん」の言葉が子どもたちを惹きつける絵本です。
「もういっかい(読んで)」とよく言われていました。
おすすめ絵本その10.「いないいないばあ」
1967年に発行し2020年11月に700万部を突破した、長年多くの子どもを魅了している絵本です。
「いないいない…」から「ばあ!」と顔を出したときの、動物たちの表情が印象的な絵本。
「いないいない…」と赤ちゃんの顔を見ながら、ちょっと間をとって、「ばあ!」とめくったときの赤ちゃんの反応がかわいいんですよね^^
おすすめ絵本その11.「いただきます」
いもとようこさんの、ちぎり絵で丁寧に描かれた絵ががとても愛らしい絵本です。
うさぎさんが人参を「いただきまーす」
ねこさんが魚を「いただきまーす」
そして最後は、ぼくがごはんを「いただきまーす」
ゆっくりと絵本を眺めながら、赤ちゃんと一緒に「いただきまーす」「ごちそうさま」と読み聞かせる時間は、あたたかな親子のひとときになりそうですね。
おすすめ絵本その12.「あかちゃんご おしゃべりえほん」
NTTコミュニケーション科学基礎研究所「こども語」調査データをもとに「あかちゃんが早く言えることばランキング」トップ100(1位「(いないない)ばあ」2位「まんま」3位「わんわん」など)の言葉で構成された絵本です。
赤ちゃん絵本としては96ページとボリュームがあるので、お気に入りのページをみつけたり、好きなところから読み始めたり、いろいろな楽しみ方がありますよ。
「ボール」「だっこ」→「だっこ」「ママ」というように、言葉がつながっていき、かわいい絵とともにたくさんの言葉に触れることができる絵本です。
0歳はグッと言葉を吸収する時期。
さまざまな言葉を聞かせてあげたいですね。
まとめ
0歳赤ちゃんにおすすめの絵本12冊をご紹介しました。
どれも実際に赤ちゃんに読んで、反応がよかった絵本ばかりです♪
0歳の赤ちゃんの絵本の選び方については「保育士監修!絵本読み聞かせ7つの効果とコツ&年齢別おすすめ絵本」で詳しく書いていますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
こちらもCHECK
-
絵本読み聞かせ 7つの効果とコツ&年齢別おすすめ絵本|親子のふれあいを楽しもう
読み聞かせっていいみたいだけど、どんな風にいいの? と疑問に思っておられませんか? 保育士歴20年・読み聞かせ歴25年、4人の子どもを子育て中のHanakoが、 読み聞かせで得られる7つ ...
続きを見る