せなけいこさん作、1969年発行の「ねないこだれだ」は、311万部以上売れているロングセラーです。
独創的なお話とシンプルな貼り絵で、長年多くの子どもたちの心をぎゅっとつかみ続けています。
せなけいこさんのおばけ絵本の中でも1番の人気を誇る「 ねないこだれだ 」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 1 分 5 秒
対象年齢: 2・3 歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
時計が鳴ります。ボーン ボーン ボーン…
こんな時間に、起きてるのは…だれだ?
くろねこやどろぼうも起きているけれど…あれ?
まだ起きている子がいるよ?
夜中に遊ぶ子は、おばけにおなり~~。
おばけになって、とんでいけ~~~。
魅力1.せなけいこさんの貼り絵が魅力的
せなけいこさんの絵本の貼り絵は、生活の中で使われている紙を使って作られているそうです。
例えば文房具屋さんの包装紙や、請求書の封筒、ウイスキーの箱やようかんの包み紙などを、保育園などで使っている黄色いチューブの糊で貼って作るとのこと。
取っておいた紙を、丁寧にちぎったり切ったりして、「ねないこだれだ」などの名作がたくさん生まれてきたのですね。
せなけいこさんは、作品を作るときに欲しい紙がないと思い通りに作れないので、もらった紙は大切に取っておられるそうですよ。
魅力2.ちょっとコワいお話が魅力的
はっきり言ってちょっと、いえ、結構コワいお話です。
だって、9時までに寝なかったことでおばけにされて、おばけの世界に連れていかれちゃうんですよ?
しかも、戻ってきません。
コワすぎます…。
子どもたちも、じわじわとコワさを感じてはいるのですが、なぜかこういうお話が好きなのですよね。
魅力3.せなけいこさんのおばけが魅力的
せなけいこさんの絵本には、おばけがよく登場します。
そもそも、せなけいこさん自身「おばけに会いたい!」というほどのおばけ好き。
絵本に出てくるおばけも、「コワいけどかわいい」と思えて、友達になれるようなおばけを描いたら、恐がりの息子も喜ぶかな、と思ったのがきっかけで生まれたそう。
目はギラリと光り、真っ赤な口はにやりと笑っているけれど、どことなくユーモラスな雰囲気が感じられるおばけは、子どもたちに大人気です。
いろいろなおばけの絵本を作っておられますよ。
まとめ
「ねないこだれだ」について、ご紹介しました。
せなけいこさんは、他にもいろいろなおばけが出てくるおばけ絵本をたくさん作っておられるので、そちらもおすすめですよ。
今日ご紹介した「ねないこだれだ」の他に、年齢別のおすすめ絵本や、読み聞かせのコツなどをまとめた記事がありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
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