人気絵本作家・長谷川義史さんの絵本です。
今回はこの「 いいから いいから 」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 3 分 40 秒
対象年齢: 3・4 歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
ある日の夕方、雷が鳴ったあと、突然ぼくの家にカミナリの親子が現れました。
でもおじいちゃんは動じません。
「いいから いいから」
そう言って、カミナリ親子をもてなします。
ごちそうしたり、お風呂で背中を流したり…。
カミナリ親子は恐縮して、あわてて姿を消しました。
そして次の日。
なんと、おじいちゃんとぼくのおへそが消えていたのです!
「もうプールにも行けない…」
ぼくは途方にくれますが、おじいちゃんはやっぱり「いいから いいから」とにこにこ。
そこにカミナリ親子からの手紙。
中にはなんと、カミナリに取られたおへそが!
さぁ、二人は無事に、おへそを戻せるのでしょうか。
魅力1.おじいちゃんのキャラにほっとする
この絵本に登場するおじいちゃんは、どんな時でも全くあわてません。
いつでも「いいから いいから」と、にこにこしています。
カミナリ親子が突然やってきても、「いいから いいから」
おへそを取られても!「いいから いいから」
何事にも慌てず全てを受け入れてくれるおじいちゃんの姿に、なんだかほっとします。
なにかあれば「ちょっと!?」
大変なことがあれば「も~!」
と、すぐに反応してしまう私にとっては、おじいちゃんのおおらかさとあったかさがうらやましいです。
魅力2.あたふたするカミナリ親子がおもしろい
「さぁ、おへそを取ってやろう」とやってきたのに、おじいちゃんから「ごゆっくり ごゆっくり」と言われます。
夕食をごちそうになり、お風呂をすすめられ、背中まで流してもらったカミナリ親子。
想定外に手厚くもてなされて、
「それはこまります。
そんなにまでしていただくと…」
と、申し訳なさに汗をかきながらあたふたと恐縮している様子は、これまでの雷様のコワいイメージをくつがえして面白いです。
魅力3.衝撃のラスト!それでもおじいちゃんは動じない
おじいちゃんたちに手厚くもてなされたのに、ついいつもの癖でおへそを取って帰ってしまったカミナリ親子。
次の日、カミナリ親子からのおわびの手紙とおへそが入った封筒を郵便屋さんが持ってきます。
(切手が貼ってなかったので「いいから いいから」と、おじいちゃんが切手代を払います)
無事に帰ってきたおじいちゃんとぼくのおへそ。
良かった!
気をつけて、元に場所にもどそうね。
そして、ぼくのおへそは無事に元通りになったのですが、なんとおじいちゃんのおへそは、アクシデントのせいでとんでもないところについてしまいます!
それでもおじいちゃんの反応は、「いいから いいから」。
えーーーーーーーーーー!?
そうなるのーーーーーーーー!?
…そんな声が、あちらこちらから聞こえてきそうですが、おじいちゃんはいつものように、にこにこしています。
おじいちゃん。
あなたはすごい。
まとめ
「いいから いいから」のご紹介をしました。
この絵本はシリーズになっていて、1~5まで出ています。
どの絵本も子どもたちに大人気ですので、よかったらチェックしてみてくださいね。
「いいから いいから」おすすめです。