1982年発行、梅田俊作さんと佳子さん作の、「おやつがほーい どっさりほい」。
やわらかな色合いと優しい絵、そしておいしそうなおやつがたくさん登場する絵本に、子どもの頃の私もすっかり心をうばわれました。
今でも子どもたちに人気の絵本ですよ^^
今回はこの「おやつがほーい どっさりほい」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 4分
対象年齢: 4・5歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
ある日みえちゃんが、ピクニックにでかけました。
そこへはらぺこぎつねがやってきて、みえちゃんについてきました。
おなかはペコペコだけど、みえちゃんが持っているおやつ、プリンにクッキー、ホットケーキが食べたくてたまらないきつねは、目的地に向かってがんばって歩きます。
「さあ到着!」
やっとおやつが食べられる!と喜んでパクリと食べたおやつは、なんと、ままごと用にみえちゃんが作ったどろのおやつ!
がっかりしたきつねだけれど、最後はいったいどうなるのでしょうね。
魅力1.おやつのために頑張るきつねさんが けなげ
もうね、登場してきたときからきつねさんは、おなかがペコペコだったんです。
でも、みえちゃんが
「おやつがほーい、どっさりほい。おやつをもってピクニック」
と歌いながら歩いていたので、キツネも一緒に
「いこうよいこう、ピクニック!」
とついていきます。
池に落ちそうになったおやつのカゴを助け、みえちゃんの背中を押して坂道を上がって、おんぶして降りて、歩けなくなるまで頑張るきつね。
おやつのために、力を振り絞って歩くきつねの姿が、けなげでかわいいです。
魅力2.思わず食べたくなるようなおやつが次々登場
みえちゃんについて、頑張ってあるいているきつね。
もうおなかがぺっこぺこなので、どんどんおやつの妄想がふくらみます。
「ぼくねぇ、プリンて だあいすき。
ぷるるん とろん ごっくん。
それに ぼくのからだと おなじいろ」
大好きなおやつを想像しながら、ウキウキしているきつねの気持ちが伝わってきます。
ほかにも、さくさくのクッキーや、ふんわりほかほかのホットケーキについても、きつねの妄想は止まりません。
きつねが思い浮かべているおやつたちのおいしそうなこと。
思わず読んでいるほうまで、食べたくなってしまいます。
魅力3.優しい色と雰囲気の絵とお話がすてき
絵本の見開きや中の絵には、出てくるおやつやきつねと同じ、あたたかみのある黄色が印象的に使われています。
野の花などの自然もさりげなく描かれている優しい色合いの絵は、見ているだけでもほっこりしますよ。
そして、実は絵本のはじまりの中表紙には、どろでおやつを作っているみえちゃんの後ろで、ドーナツを揚げているお母さんの姿が^^
なんと最初から、ネタバレしていたのですね。
裏表紙には、お母さんが作ってくれた、本物のおいしそうなドーナツがあるので、最後までチェックしてみてくださいね♪
みえちゃんは10個、きつねは30個食べたそうですよ。
きつねくん、よかったね^^
まとめ
「おやつがほーい どっさりほい」をご紹介しました。
ほんわかとした絵と想像力がふくらむお話は、何年たっても子どもたちに変わらず人気です。
よかったら読んでみてくださいね。
今日ご紹介した絵本の他に、年齢別のおすすめ絵本や、読み聞かせのコツなどをまとめた記事がありますので、よろしければこちらもどうぞ♪
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