1965年に発行された「三びきのやぎのがらがらどん」。
55年以上も前に生まれて、270万部以上も売れているロングセラー絵本です。
今もなおたくさんの子どもたちに人気のある「 三びきのやぎのがらがらどん 」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
今も現役で使っていますよ♪
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 4 分 15秒
対象年齢: 3歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
あるところに、三匹のヤギが住んでいました。
名前はどれもがらがらどん。
あるとき、山へ草を食べに行こうと三匹が出かけますが、途中に川が流れていて、その橋を渡っていかないと行けません。
なんと、その橋の下には、恐ろしいトロルが住んでいるのです。
最初に一番小さいがらがらどんから、橋を渡ります。
かた、こと、かた、こと。
「だれだ!おれの橋を渡るのは?」と、トロルが出てきますが、一番小さいがらがらどんは「あとからもっと大きいヤギがくるよ」と言って橋を渡ることができました。
残りの二匹も、無事に橋を渡ることができるでしょうか?
魅力1.子どもがよろこぶ、繰り返しの言葉とストーリー!
この絵本は、ヤギが橋を渡る場面を3回繰り返します。
小さな子どもたちが特に好きな、繰り返しの言葉とストーリー。
小さいヤギのがらがらどんが渡るときは「かた こと かた こと」
中くらいのヤギのがらがらどんが渡るときは「がた ごと がた ごと」
大きいヤギのがらがらどんが渡るときは「がたん ごとん がたん ごとん」
と、音が少しずつ変わって、ヤギが少しずつ大きくなっているのを表しています。
子どもたちの緊張(期待)度が増していくのがよくわかります。
魅力2.ちょっと怖いのが、どきどきするけど楽しい!
絵本の読み聞かせで、
「かた こと かた こと と、はしがなりました。」
と言って、次のページをめくると、
だれだ、おれの橋をがたごとさせるのは!
と、目玉をぎょろりとさせた恐ろしいトロルが、バーンとアップに!
まだ2歳くらいで感受性の強い子だったら、間違いなく涙目になりますね…。
(読み方にもよりますが)
でも3歳くらいになったら、キャーキャー言いながらでも、みんな楽しそうに見ているんですよ。
ドキドキするけど、ちょっと怖いのスキなのでしょうね。
それにしても、この絵本のトロルは迫力がすごいです。
その恐ろしいトロルにヤギが勝って、無事に山で草を食べることができるラストだからこそ、子どもたちは安心して楽しむことができるのでしょうね。
めちゃめちゃコワい雰囲気で読みます。
みんな楽しそうにこわがっていますよ♪
魅力3.やはり語り継がれてきた民話や昔話は引き込まれる!
長い間読み継がれてきた絵本は、流行に関係なく、本質的なところで子どもに受け入れられる魅力を持っています。
そういう意味では、今まで語り継がれてきた昔の民話や昔話も、人々を惹きつけるものがあるから残っているのでしょうね。
「三びきのやぎのがらがらどん」は、北欧の民話です。
これまで、いったいどれくらいの子ども達をこわがらせて(楽しませて)きたのでしょうか。
と独特の終わり方をするのも印象に残ります。
まとめ
「三びきのやぎのがらがらどん」のご紹介をしました。
さて、アイキャッチで載せていたこの手袋シアター。
パッと手のひらを前に倒すと、トロルが出てくるのです!
これで何人の子どもたちをキャーキャー言わせてきたことか。
(楽しんでます♪)
こんな風に、時には絵本をもとにした手作りの小道具を使うと、いつもの読み聞かせに変化がついて盛り上がりますよ。
「三びきのやぎのがらがらどん」、おすすめです。