「でてこい でてこい」は、葉っぱの形や、長四角、丸など、いろいろな形の中から、思いがけない生き物が「切り絵の形」で飛び出してくる絵本です。
以前ご紹介した、「はじめてのおつかい」 の作者、林明子さん作なんですよ。
今回はこの「でてこい でてこい」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。
目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 1分 10秒
対象年齢: 0・1歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
あ、緑の葉っぱ。
だれか かくれてるよ?「でてこい でてこい」
すると葉っぱのなかから、カエルがぴょーんと飛び出した。
今度はおうちのような形。
だれがかくれているのかな?「でてこい でてこい」
ぴょーんぴょん、とウサギが出てきた。
じゃ、この細長い四角の中からは、何がでてくるかな?
魅力1.「なにがでてくるのかな?」と、大人もワクワク
絵本を開くと、葉っぱ・おうち(テント?)・四角・丸など、いろいろな色のいろいろな形がバーンとあります。
この中に誰かが隠れているらしいのですが、ぱっと見は全然想像がつきません。
「なんだろう?」と思いながらページをめくると、「こんな動物がかくれていたんだー!」という驚きと楽しさが感じられる1冊です。
とっても楽しんでいました♪
魅力2.シンプルでわかりやすく、はっきりした色がいい
この絵本の絵は、はっきり・くっきりとして、まるで「切り絵」のようです。
そして、ユーモラスな生き物の動きやカラフルな色が、子どもたちの目をくぎ付けに♪
元の場所から飛び出したり、歩いてきたりする様子に、不思議と動きを感じる絵なんですよ。
魅力3.子どもも参加して、一緒に楽しめる
この絵本を何回か読んだあとは、1歳以上の子どもだと、なぞなぞにして遊びながら読めます。
たとえば「だれかかくれてるよ でてこい でてこい」のあと、「誰がかくれてるかな~?」と子どもに問いかけてみましょう。
2歳くらいになると、すぐに「カエル!」と答えてくれるかもしれませんね。
そして次のページで答え合わせです。
「おー、カエルだね。あたりー!」
などと、子どもとやりとりをするのも楽しいですよ。
もっと慣れてくると、子どもと一緒に
「でてこい でてこい」と呼びかけて楽しむこともできます♪
まとめ
「でてこい でてこい」のご紹介でした。
シンプルだけれど、子どもたちがとっても好きな絵本なんですよ。
紙も厚く、つるつるなので、小さな子が少々なめちゃっても大丈夫なところも嬉しいですね。
「でてこい でてこい」おすすめです。
今日ご紹介した絵本の他に、年齢別のおすすめ絵本や、読み聞かせのコツなどをまとめた記事がありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
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