ユニークなタイトルの絵本、「やんすけとやんすけとやんすけと」は、日本の昔話をもとにして作られ、1988年に発行されました。
今も活躍中の一流画家、梶山俊夫さんの絵は、とてもイキイキとしていて、ぐいぐい引き込まれます。
今回はこの「やんすけとやんすけとやんすけと」について、
読むときの目安時間・対象年齢・絵本のあらすじ・3つの魅力をご紹介します。

目次
読み聞かせ時間目安・対象年齢
読み聞かせ時間: 7分 40秒
対象年齢: 4歳から
(※読み聞かせ時間は私が読んだときの時間なので、人によって多少変わります)
あらすじ
ある日、きこりのごんさんは、狩人に追われていたきつねを助けます。
そのきつねがお礼にくれたつぼは、なんと、中に入れた物を何でも増やしてしまうのです。
試しに、息子のやんすけが持ってきてくれたおにぎりを入れてみると、おにぎりは食べきれないほど増えました。
もったいないので、やんすけがつぼに入ると、やんすけまでもがどんどん増えて大変。
このあと、いったいどうなってしまうのでしょうか。
魅力1.なんといっても話がおもしろい
この絵本、私も初めて読んだのですが、最初のページから、すっとお話の世界に入り込めます。
出だしもさすがです。
きこりのごんさんは はたらきもの。
きょうも、やまで、おおきなきを きっていました。
ぽたぽたあせをながしながら、
それでも ぎいすこぎいすこ。
ね、もう続きが気になりませんか?
このあと、あらすじで紹介したように、ごんさんは、入れたものが何でも増える不思議なつぼを手に入れます。
まず、おにぎりを入れてみるのはわかりますよ。
でも、ごんさんの息子のやんすけ。
きみは入っちゃいけないんじゃ……。

その後、なんとお母さんが、手を滑らせてつぼを割ってしまうのです!
最後まで、ハラハラしながら目が離せません。
魅力2.躍動感ある絵に引きこまれる
この絵本は、お話も手書きの字で書かれています。
その字がまた、味があるのです。
いきいきとした梶山俊夫さんの絵と字が、この絵本の世界にぴったり。

魅力3.明るくほのぼのした最後にほっとする
おかあさんが手を滑らせて、せっかくのつぼを割ってしまいます。
「あーあ」と、とてもガッカリするおかあさんですが、やんすけたちは気にしません。
娘も「いったいどうなるんだろう……」と心配そうに見ていましたが、最後は

と、にっこりしていました。

まとめ
今日ご紹介した「やんすけとやんすけとやんすけと」を、昨夜、小2娘に読みました。
最後まで読み終わると、

とびっくりしていましたよ。
それだけおもしろく、絵本の世界にしっかり入って楽しんでいたのでしょうね^^
おすすめです♪
今日ご紹介した絵本の他に、年齢別のおすすめ絵本や、読み聞かせのコツなどをまとめた記事がありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
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